2005年03月06日

アレキサンダー

神話の神々と並ぶ伝説の王「アレキサンダー
彼の謎に包まれた生い立ち、20歳での即位、圧倒的不利だったペルシア王ダレイオスとの戦いでの勝利、果て無き東方遠征、そして32歳での死…。
2300年経た今、その真相に迫るアレキサンダー王の一生。
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公式サイト http://www.alexander-movie.jp/

嫌いではないですが、良くも悪くも一生涯を表現した映画。

政略結婚で嫁いできた西方生まれの母・オリンピアスと、羊飼いたちをまとめあげ頭角をあわらしたマケドニア王フィリッポスとの間に生まれたアレキサンダー。
幼い頃から両親のいさかいは絶えず、19の歳になるまで勉学と訓練、友との友情だけが支えだった
…と、ここがミソなんですが、劇中に幼い頃から一緒だった将軍・ヘファイスティオンとの同性愛表現があります(性的シーンはありませんが)。苦手な方はオススメしません。

母親の、強烈な愛情と夫・フィリッポスへの憎しみを一身に受けて育ったアレキサンダーは、寛大かつ傲慢、勇敢かつ臆病、愛するものには惜しみない愛を、裏切り者には徹底的な死を、という風に歪んで育ってます。強大な母の影を疎ましく思いながらも、母性を求め従わずにはおれない。
果たして歴史に有名な英雄像とはかけ離れた姿。

父王・フィリッポス(2世。前338年カイロネイアの戦いで全ギリシアを制圧)が暗殺され20歳でマケドニア王に即位すると、父が計画していた東方遠征へ出かけます。敵は父暗殺の黒幕とも囁かれるアケメネス朝ペルシア帝国王・ダレイオス(3世)。(前333年イッソスの戦いを経て翌年)ガウガメラ(アルベラ)で決戦を迎えます。
ダレイオス王がラクダみたいなキュートな瞳で好き(笑)戦闘シーンは例に漏れずの迫力。
バビロンを無血開城し、東方の魅惑的な都市に満足せず捕捉できなかったダレイオス王を追ってさらに東へ遠征。ここから次第に部下の不満が溜まっていき、嫁取り問題や暗殺疑惑を経て最後インドを目前に爆発するんですが…本当に歪んだ英雄。何一つ完璧ではない、でっかい失敗をした王。でもその失敗があまりにも大きすぎて偉大だったと…。

映像は凄いですが、内容がちょっぴり私は物足りなかったです。
母・オリンピアス役のアンジェリーナ・ジョリーの魅惑的で毒々しい演技が印象的。

あと、コーラスと独特なリズムの壮大な音楽は良かったです。音楽はギリシア生まれのヴァンゲリス。映画音楽は久々のようですが、最近で有名なのは日韓共催ワールドカップのテーマ曲「ANTHEM(アンセム)」ですかね?あのコーラスを使った、神話的な英雄を讃える曲が聞けます。
posted by inui at 02:15| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2005-03-07 12:40

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Tracked: 2005-03-07 23:20
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